皆さん、こんにちは!
WBC2023が開幕しましたが、侍ジャパンのメンバーのヌートバー選手をご存じでしょうか?
メジャーで活躍されている選手のため、今回はじめて名前を聞いた方がほとんどではないでしょうか。
筆者もそのうちの一人でして、ヌートバー選手について気になるところを調査してみました!
国籍や経歴などのプロフィール、選手としての特徴などをまとめましたので、一緒に確認していきましょう!
プロフィール
基本情報
#ヌートバー 選手が名古屋に到着!早速JAPANのユニホームに袖を通しました!#侍ジャパン #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/cdp9hg4150
— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) March 2, 2023
名前 ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー
生年月日 1997年9月8日(25歳)
身長/体重 191cm/95kg
ポジション 外野手(シーズン中は主に右翼)
投打 右投げ左打ち
出身地 米国カリフォルニア州
経歴 エルセグンド高校→南カリフォルニア大
所属 セントルイス・カージナルス(2018年ドラフト8巡目)
アメリカ人の父親と日本人の母親の間に3人兄弟(兄、姉)の末っ子として生まれました。
長男、長女と続いて、1997年にラーズが生まれました。外国での出産は不安でしたし、妹の結婚式や出産が重なったこともあり、前の2人は日本に帰国して産んだんですが、ラーズはロサンゼルスでした。
引用元 https://number.bunshun.jp/articles/-/856193
お兄さんとお姉さんは日本生まれですが、ヌートバー選手はアメリカ生まれみたいです。
そんなヌートバー選手ですが、リトルリーグ時代の自己紹介で「日本人です」と発言することがあったそうです。
その背景として、当時(2006年)の高校野球日本代表のメンバーがホームステイで訪れていたことや、日本人である母親の影響を受けていたことが関係しているのでは?とのことでした。
日本とのいろいろな縁があり、アメリカ人でありながら、「日本人としての心」が育まれていったのかなと思います。
そして今、日本代表として出場しているのも、「日本人としての心」があるからだとも思いました。
国籍は問題ない?
WBC日本代表として初の日系選手として選出されたヌートバー選手。
国籍を調べてみるとアメリカ国籍ということがわかりました。
アメリカ国籍なのに、なんで日本代表で出れるの?と疑問に思いますよね。
WBC規約をによると以下の条件で出場資格が得られることになっています。
各代表チームの選手は下記のいずれかに該当すること。
1.当該国の国籍を所持
2.当該国の永住資格を所持
3.当該国で出生
4.親のどちらかが当該国の国籍を所持
5.親のどちらかが当該国で出生
6.当該国の国籍または、パスポートの取得資格がある
7.過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録された
引用元 https://www.jsports.co.jp/baseball/wbc2023/about/
母親が日本生まれの日本人となりますので、4番に該当しています。
だから、アメリカ人でも日系選手として日本代表に選出できるわけですね。
こういった事例をあまり聞かなかったので、馴染みがなく混乱してしまいますよね。
ですが、メジャーでプレーしている選手の存在は、国際試合の舞台では非常に強力な存在だと思うので、日系選手として出場資格が得られたというのは良かったと思います。
これまでの経歴
エルセグンド高校在籍時は野球とアメリカンフットボールの2種目で活躍していたが、南カリフォルニア大に進学後は野球に専念。
その後、2018年のMLBドラフト8巡目でセントルイス・カージナルスに指名され入団。
入団後、マイナー生活を経て2021年にメジャーへ昇格しMLBデビューを果たしました。
高校時代
野球だけではなく、アメリカンフットボールもプレーしており、花形ポジションのクォーターバックを務めていたそうです。
アメフトでも活躍し、MVPを獲得したこともあったそうです。野球でも、もちろんのことMVPを獲得しているそうです。
大学からも野球、アメフトの両方から推薦を受けるほどの逸材だったそうですが、最終的には野球の道を選ぶことになりました。
その決断をしたときのことをこのように語っていました。↓
最終的に野球を選んだのは、私が野球一家で育ったからだと思う。自分の人生は野球に捧げられているのかな、って。野球の方がアメフトよりも長くやっていたし、何かがいつも自分に語りかけていたんだよ。『あなたには野球が合っている』と
引用元 https://number.bunshun.jp/articles/-/856640?page=3
また、アメフトで大きな怪我をしたことがあるそうで、それも最終的な決断の後押しになったそうです。
選手としての特徴
2022年シーズンの主な成績は以下の通りです。
試 合 数 | 打 席 数 | 打 数 | 打 率 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 三 振 | 四 球 | 死 球 | 盗 塁 | 出 塁 率 | 長 打 率 |
108 | 347 | 290 | .228 | 66 | 16 | 3 | 14 | 40 | 71 | 51 | 1 | 4 | .340 | .448 |
四球が多く出塁率が高いことから、選球眼の良さを長所として挙げられることが多いそうです。
打力については、本塁打や二塁打が多く、長打率が高い数値となっています。
また、打球スピードはMLBトップクラスの数値を出しているそうです。
出塁率が高く、長打を狙えるパワーもあわせ持つ選手なので、打線の上位でも下位でも上手く役割を果たしてくれる選手だと思います。
守備については、外野手として走力を生かした広範な守備範囲と強肩を持っているそうです。
どのくらい強肩かというと、MLBの肩の強さを示す指標では、ヌートバー選手が22位の92.6。
強肩で知られる鈴木誠也選手(カブス)は64位の89.7で、より高い評価を受けています。詳しくはこちらのHPをご覧ください。
鈴木誠也選手のスローイングを見たことがある方は多いと思いますが、それよりも評価が高いと聞くと、すごい!という感想しか出てきません(笑)。
守備範囲も広く強肩ですので、MLBのシーズン中はライトを守ることが多かったそうですが、今後はセンターを守ることが多くなりそうですね。
守備でも期待できそうで楽しみです!
まとめ
ヌートバー選手についてまとめましたがいかがだったでしょうか?
- 国籍はアメリカだが、母親が日本人のため日系選手として出場可能。
- 高校時代は野球のほかアメフトでも活躍。大学入学後は野球に専念しドラフト指名されカージナルスへ入団。
- 選球眼が持ち味のパワーもあわせ持つバッター。
- 広範な守備範囲と強肩を生かした守備。
本当に魅力的な選手だと思います!
WBC2023での活躍はもちろん、今後の活躍にも注目していきたいですね!
今回の記事を通じて、少しでもヌートバー選手の魅力をお伝えできていたら嬉しいです。
筆者自身も今回いろいろ調べてみて、ヌートバー選手のことを知り、魅力を発見できて良かったと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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